スタバを飲みながら自分にSNSが合っていなかったことを振り返る

 夕食は何にしようかな。迷った。そこで近くにいた19歳の女の子に「今何が食べたい?」と聞いてみた。すると「ラーメン」と返ってきた。その答えが女の子のイメージになかったので、おもしろいと思った。今日の夕食はラーメンに決まった。

 

 検索して見つけた近場のラーメン屋は若い女性の店員が多かった。ラーメンは男が汗を流して作るイメージだったので、それもおもしろいと思った。ラーメンはおいしかった。柚子味が効いていて新鮮だった。ちらっと目に入ったTwitterではスタバの接客が話題になっていた。お客を惚れさせるほどの接客が賛否両論で話されていた。確かに思い当たることはある。家の近くのスタバはやたら愛想がいい。妻と一緒に行く時のスタバは対照的に普通だ。単身とカップルで態度が違うのか? だが昨日新幹線に乗る前に単身で行ったスタバでは普通だった。店舗によるのだろうか。客数や売上の影響なのだろうか。とりあえず家の近くのスタバはやたら愛想がいいので、ちょっと研究して自分でも応用したいと思った。そんな流れでウインターホワイトチョコレートのホットのVentiを買ってしまった。なんか乗せられてる気がしなくもない。

 

 Chikirinの日記を書かれているちきりんさんがvoiceで音声配信していて、その中でクリエイターの精神を語った回がとても好きで、何度も聴いています。

 自分は元々サイトを運営していたことがあって、そこでは好きなことを自由にやっていて楽しかった。ある時mixiを紹介され、そちらで繋がりを求め始めてから自分の存在がなくなった。自分は無料でSNSのコンテンツの一部になってしまった。誰にも気づかれない、本当にただコンテンツを消費するための一部。それに気づくのに14年かかった。ネット活動はSNSに出会う前の方が充実していた。

 

 そうなんだよ。自分の好きなことを自分のできる範囲でやってるだけで楽しいし、そういう人に他人はついてくる。自分のサイトで写真撮影をしていた頃には「写真に撮られたい」と近寄ってくる人がいたのに、SNSを始めてから誰にも相手にされない人になってしまった。つながりを求めた結果、つながりがなくなってしまった。とても皮肉な話だ。

 

 今、ネットを介してやりたいこと。いっぱいある。ネット以外でやりたいこともいっぱいある。一からのスタートだから、相手にしてくれる人はほぼいないと言っていい。でも、それでいいんだ。と教えてくれたのが、ちきりんさんのVoicy。とても元気が出るメッセージ。何度も何度も繰り返し聞く。この場を借りて感謝したい。

 

 ところがこのVoicyが有料コンテンツになるらしいことを知った。いつまでも聴けない。慌てた私は、このお気に入りの回の音声を全て書き起こした。最初はスマホ音声認識を利用しようとしたが、音声認識はまだ話すスピードについていけるほどの性能はない。結局10分の音声を書き起こすのに1時間半かかった。書き起こし完了の達成感を味わいながら、気を失ったように寝た。