年甲斐もなくカッコつける理由

 お風呂から上がり、服を着て、髪型をセットする。ほどよく水分を含んでいる影響で、普段よりも自分比2割増でイケメンになっていた。年甲斐もなくカッコつける。ま、実際にはただのおっさんなんだけど。と我に返る。でもその時に脳裏から声が蘇る。「自分でおじさんって言わないで。」「おじさんなんて言ったら、わたし悲しい。」「だから、おじさんなんて言わないで。」

 

 そう、娘が言っていた。だから娘のために、親父はカッコよくい続けるよ。娘のために、親父はカッコつけるよ。フッと笑って、鏡を後にした。

 

 ちなみに妻の話によると、最近娘が「ねえママ、パパはママのおっぱいをさわってないって言ってたけど、本当なの?」と聞いてきたそうで、「さわってるよ、ママのおっぱい」と妻が答えたら、「やっぱり!!!」と言ったらしい。やっぱりってなんやねんやっぱりって。