映画を見て自分が素直な感覚を取り戻しているか確認する

 頭脳が成長してくると、素直な感情を出す機会が知らないうちに減ってくるなあというのに最近気づきました。例えば、「心に響く」という表現を知っていて、良い表現だなぁという前提があった時、ここ数年で生まれた言葉「心に刺さる」という表現に違和感を感じて、少し否定したり違いを解説したり、したくなっちゃうんです。でも現在では「心に刺さる」という表現が「心に響く」と同じ使い方をされていることを素直に受け入れた方が、現在の感性が磨かれると思うんです。数年後に、ああこの頃の流行語だったなぁと振り返れば済む話で。そんな感じで、最近は「素直さ」をテーマに動こうとか、よく考えます。

 

 自分は創作物への感性がそれほど高くなくて、それは何故かというと自分が大好きで自分の人生とかリアルとかが一番おもしろいと思っているから、相対的に創作物と人生を比較して、オレの方がおもしろいとか思っちゃうんですね。実際創作物の方が超絶優れていたとしても。でもそんな自分を客観視すると、素直じゃないしなんかヤな感じなんです。そういう意味で客観的な感覚を学ばないといけないなぁと思っていて。そこで手近で良い題材といえば、「流行しているもの」がいい感じかなと思いました。流行ってるものは肯定する人が多いのだから、コモンセンスに近い感覚はあるだろう、と。そんな流れで映画を観てきました。2本。「鬼滅の刃 無限列車編」と「映画 えんとつ町のプペル」です。個別の感想についてはまた後日。