AV女優と握手して妻にキレられた話 前編
どんな人とお付き合いしたいか? という条件について考えたことのある人は、結婚するしないに関係なく、結構いらっしゃるんじゃないかと思うのですが、私の場合は、
・エロい人
というのが絶対条件でした。これは過去にエロくない人とお付き合いをして、全然セックスさせてくれなかった痛い経験があるからで、させてくれない苦痛は「エロは卑猥で恥ずべきもの」という常識を上回ってしまったので、そうなってました。エロい人がさせてくれるとは限らないので、エロい人と一緒になってもセックスレスになるリスクは当然あるのですが、とりあえずエロい話もできない人はつまんないなーと思うので、そんな条件を事あるごとに醸し出してました。
そうすると、エロを軽蔑する女性は私の前を去っていくので、私に近づいてくる人はエロの危険性を警戒したうえで近づいてくる女性になりました。そんな中に今の妻がいました。妻は別に自分から好き好んでエロトークをするわけではないのですが、私のエロトークに免疫があり、さらにいろんな物事に含まれるエロいことをおもしろおかしくブチ込んでくれるので、センスあるなあ!と感心することも多く、結果的に相性のよい人と巡り会えたなあと思っています。ちなみにそんな話を妻にすると「そんな所じゃなくて、もっと別のところをホメて!」と怒られます。
妻とはそんな関係なので、ネットにあるヌード画像とかAV女優とかを私が見ているのを妻があきれ顔で見ている、でも喧嘩にはならない、という関係が続いています。そんな中、私の好きなAV女優さんが近所で握手会をやるという話が入ってきました。私は過去に一度、別のAV女優さんの握手会に行ったことがあるんですけれど、それは妻に了解を得ていました。アイドルとは違いAV女優さんに恋をしたり全てを捧げたり浮気したりとかはないでしょ、という点で、ネットで知り合う素人女性と1対1で会うよりは格段にマシ、という判断基準が妻にあったんじゃないかなーとは思うんですが、詳細はどうあれ妻にはその握手会に行くのを許してもらっていました。なので、今回も同じような感覚で握手会に出向いたのでした。
そのAV女優さんはたくさんのファンに一人ずつ丁寧に対応していて、ああ、ちゃんと仕事しているなあ、営業といえどもなかなかできることではないな、すごいなあ、という印象でした。もちろんとても綺麗で、人気のある有名な方ととても近い距離で触れ合えた、とても貴重な時間でした。が、こういうイベントを見ると、客として参加するよりも企画側で作っていく方がおもしろいだろうなあ、というのをよく考えます。ディズニーリゾートなどでもそうなんですけれど、自分が客として楽しむよりも、どのようなシステムでもてなしているのかといった、裏方だとか仕事術だとかの方に目が行くんですよね。そして自分の仕事を省みる。そんな感じで、AV女優の握手会の帰りに自分の接客技術の改善方法について考える、みたいな予想外の方向に頭の中が発展していました。
そんな中、妻からメッセージが届きます。
妻:今日どっか行ってた?
私:行ってたよー
○○(AV女優)の握手会行ってた
妻:ほー
どうだった?
私:かわいかった
仕事よくがんばってる感じで、ほんとありがとうございます!て感じ
妻:ふーん
妻:AV女優の握手会って写真握手だけ?
妻:写真撮るとかハグとかするの?
私:いろいろだけど、今回のは手をつないで2ショット写真、一言話す、だけ
買ったDVDの数などで条件が変わるんだけど、今回の自分のは、こんだけ
妻:写真見せて
私:はい(写真)
妻:(二人の距離が)近い
手繋ぎ
アウト
妻:なんじゃこれ
妻:肩寄せ合ってるくらいかと思ったら手繋ぎ
妻:まじ無理
妻:最悪
妻:ゴールデンウイークこっちに来なくていい
妻:もうほんとやだ
妻:まじで来ないで
妻:しかも恋人繋ぎじゃん
妻:ファンサービスとはいえこれはないわ
私:まじですか
私:予想外
私:ごめんなさい
妻:普通パートナーが他の女と手を繋いでたら嫌だと思うんですが
妻:相手が仕事でとか関係なく
妻:しかも恋人繋ぎ
妻:最低
妻:だと思う
これ以降メッセージのやりとりがなくなってしまいました。
うわー。これ、マジ怒ってるなあ。
ゴールデンウイークは約1か月ぶりに会って過ごす予定だったのですが、反故になってしまうのか??
次回へ続きます。
新幹線の予約キャンセルしたら再度取るの時期的に難しいなあ。