若者があこがれるおっさん、おばさん像をイメージしています

少子化の話を見たり、20代が人生今がピーク!と言わんばかりの雰囲気を見たり、40代以上を蔑むような発言をしているのを見たり、色々な所で年齢を重ねることをネガティブに捉える話を見たり聞いたりする。自分もそうした年齢の人達には総じてクソじじい・クソババアばかり関わったなあという印象で、こんな奴らと同じような人間になるのはイヤだなあと常々思ってきた。そういうこともあって、そういう年代に近づいた今、果たして自分は昔の自分に憧れられる存在になっているのか。このことは常に意識している。

 

結論から言えば、なかなかいいセンを行っていると思っている。もう少し女性にモテてたいし、もう少し早く仕事しない人生に突入できてほしかったと思うくらい。点数で言えば80点。うん。もう少しがんばろう。

この評価は自己評価で十分だ。オレの人生なんだから、オレが80点と言ったら80点なんだ。自分が満足できる人生ってのは幸せの条件ですよね。でも100点ではないから少しは不満なのだ。

 

若い人達が若くない人達を蔑んだり、年齢を重ねることに悲観的だったりするのは、私がそう感じてきたように、若くない人達に魅力がないからだ。そこで、若くなくても魅力的な人間とはどのような人間だろうか、をよく考えている。その答えは人によって違うので一概に攻略法のように言えるものはないのだが、参考になるのは、自分が憧れた人。カッコいいと思った人。その人達が指標になるように思う。

 

自分がカッコいいなあと思ってきた人はざっと考えて3人。氷室京介、金持ちの社長達、ちきりんさん。

 

氷室京介さんは姿形がカッコよくて、男としての魅力に溢れていて羨ましい。生活臭を感じさせない。常に女性に惚れられていそうな雰囲気を感じる。そんな氷室さんが昔、歌番組に出ていた時のトークで、子育てしてるんですか? カッコ良すぎてパパやってるような雰囲気があまり感じませんけれども、ということを聞かれ、いえ、普通に子育てしてますよ、男の子ですけど、一緒に遊んだりしてますよ、と答えていた。私もインタビュアーと同様の印象を持っていたので、うわー!子育てしててこの雰囲気持ってるんだ!超カッコいい!! と驚いた。そして、自分も目指すならコレだな、と思った。子育てやってるけれど、そんな雰囲気は微塵も出さない。コレがいいな、と。

これは、前から騒がれている「イクメン」とは全く違う概念だ。イクメンのダメな要素は、イクメンにはモテそうな響きがない。これでは若い男は憧れない。なので、イクメンを賛辞する女性は多いようだが、男からは反応が悪く、少子化対策にはあまり貢献しない。でも、何も騒がれないよりはイクメンで騒がれた方が少子化対策としてはマシなので、それはそれで盛り上がって頂いて、それとは別に、もっと男が憧れる「オトナの男」のモデルケースがあればよいと思う。抱かれたいイクメンとか、そういうのに男は反応して、少子化対策になる。個人的には及川ミッチー様にも期待していて、彼がかるーく「子育て? してますよ? おもしろいよね」とか口だけ言ってて、実際してるんだけどそういう雰囲気もそぶりも見せず、ファンの女性達を「ベイベー達♡」と呼び続け、キャーキャー言われ続ける。そういう存在になれば超カッコいいし、とても尊敬してしまうだろうなと思う。

 

2つめ。金持ちの社長達は、それは社長ではなくてもいいのだが、実際にお金を私に使うだけ使い、後の干渉はなく放置プレイしてくれた人達だ。金にモノを言わせて自分の欲望を満たしていく年配の人達を、汚くおぞましく羨ましく思うことも多々あるのだが、自分に対してよい思いをさせてくれたこれらの人達には、もう単純に心から感謝し、尊敬する。彼らのお陰で資金力や人脈、今まで知らなかった世界が広がり、人生が豊かになった。なので、どう恩返しするかはいつも考えるし、自分もそういう存在になれたら楽しい人生を過ごせそうなので、自分のことを尊敬し親しみを持ってくれる人達に同じようにお金や時間を注ぎたい。今は私のことをそのように思ってくれる人というのは妻、息子、娘からしか感じられないので、お金とか時間とかはその3人に集中的に投下されている。それはアカの他人でも構わないのだが、今はそうなっている。家族だから大切、な訳ではない。大切な存在なのがたまたま家族になってるだけだ。信用のある関係が大切だ、ということ。金持ちの年配の方々は信用をたくさん持っており、信用をたくさんばらまいて周囲を幸せにする。今の自分には周囲3人にしかそうできないので、そういう存在に憧れる。

 

3つめ。ちきりんさんとは、はてなダイアリーで日記を書いている女性(id:chikirin)で、キャリアウーマンで先行き明るい仕事人生を歩みながら、さっさと仕事人生を引退し、悠々自適の人生を過ごしていらっしゃる方だ。男性ならいざ知らず、雇用的・キャリア的にに性別差別されてきた年代でそれをアラフィフ(と思う)で実現したというその存在は、幸せな人生を歩むという目的における1つの大きなロールモデルになる。このような幸せなおば様のような存在がもっと知られれば、そのような人生を歩みたい!と思う人は多いはずだ。自分もそのような人生プランを歩む予定だか、先にやっているという点で尊敬する。このような人が増えてくれると社会の価値観も良い方向に変わってくるし、増えすぎるとそのような人生を歩むことができないと希望を失った逆恨み層が結集してテロとか革命とか起こりそうな気もする。その日記では最近はあまり時事問題を取り扱わなくなったが、その辺のニュース解説よりはよっぽど視野の広い卓越した内容を提供しているので、まだ知らない方はチェックしておいた方がいい。世界が広がること請け合いだ。

 

お誕生日おめでとう。と言われた時に、もうおめでとうと言うようなトシでもないけどなー、と返事をしていた頃が、自分にもあった。今はそう返事しないように気をつけている。希望のある人生を歩んでいれば、年齢を重ねるごとに輝いて見える。そう思いたいから。そのために、若者があこがれるおっさん、おばさん像を、いつもイメージしています。それが、自分の人生を豊かにしてくれると感じるから。

今日はそんな話でした。